ただいま受講中!!


今回は、青木美子さん・花屋吉郎さんお2人の声をお届けします!

 

 

「養成講座を通して」

青木 美子


 4 月に養成講座が始まり、はやくも半年になろうとしています。私は日本語教育についての知識が全くない状態でのスタートだったので、毎回驚きの連続でした。初めて聞く専門用語に頭の中はこんがらがり、普段何気なく話している日本語がこんなにも複雑で難しいものだと知り、日本人としての自信を失くし、これはとんでもないところに来てしまったとちょっと不安にもなりましたが、そのうち同じ講座の人と話す機会も増え、いろいろ助けてもらいながらなんとかここまでやってこられました。

 講師の先生方もとても熱心で、しかも本当にみなさん個性的で、新しい講座が始まると今度はどんな先生だろうかと、先生ウォッチングも楽しみの一つになっています。しかし残念なことに一人の先生と関わる時間がとても少ないので、もっとたくさん話を聴きたかったのにと思うこともしばしばです。

 まだあと半年ありますが、ここで学んだこと、考えたことを忘れずに今後に活かしていけたらいいなと思っています。

 

中国語講座のみなさんと

 



                                    

 

 

 

 

「無謀な 〜 試み…か!?」

花屋 吉郎

 

この四月
これから始まる全く新しい世界に好奇心いっぱいで、303号室に入って行きました。
三月末、33年勤めた消防生活に別れを告げ、定年まで3年を残して早期退職、
間に休みなど入れず、 そのままこの講座に飛び込みました。

なので、生来の怠け心など起きる余裕もなく、今日に至っています、
というか、そうならないようにしたというのが本音でしょうか・・・。

クラスは、25人、自分の子供くらいの元気いっぱいの若い女性たちや
わたしのかみさんもたじろぎそうな少々のことでは動じそうもない年季の入った女性たちがほとんどで、
男性はわたしを含め、わずか、3人という、長年、消防というどちらかというと、
男社会にいたわたしとしては、雰囲気の違いに少々戸惑っております。

授業のほうは、異文化コミュニケーションやら日本語の方言やらと、
今まで、見たことも、聞いたこともないような珍しい科目を、
目を白黒させながら、楽しく受講させてもらっています。

ただ、科目終了時に行われる効果測定の問題用紙を開いた時は、
覚えるより、忘れるほうが圧倒的に速くなっている自分に気付き、
何ともいえない焦りと恐怖を覚えました。

もうひとりの方が、奥さんから「無謀なことだったんじゃないの」と言われたというのを聞き、
それは、まさにわたしのことで、本当に無謀な挑戦だったのではないかと少々不安になってもいますが・・・。

まあ、そうはいっても、在職中、退職後は、是非、 JICAのSVで
何か社会のお役に立ってからあの世へ行こうと決めていましたから、
自分で選んだこの道、全力で、がんばってみようと思っている次第です。

何故、消防を辞めてまで? 何故、日本語教師に? 全く違う道でしょうに? 
と、色々、不思議に思われることでしょうが、
わたしとしては、まだまだ、お話できるところまで至っておりません。

いつか、しっかり、お話できる日が来るよう、
今は、とにかく、勉強、勉強と、入ってくる知識が流れ出るのを
必死に押し留める毎日です。