修了生より

2002年度修了生 
藤川 幸子


学生と一緒に


   広島YMCA日本語教師養成講座2002年修了生の藤川幸子です。修了してからここ数年日 本語教育の現場から遠ざかっていました。自身の環境の変化から、今年になって又、YMCA 国際ビジネス専門学校の日本語教育能力検定試験の直前対策講座を受けることで、こちらにお 邪魔するようになり、今現在日本語科で、少しお手伝いをさせて頂いております。
 

  私の、日本語を教えるという関心の起こりは、数年前、私がオーストラリアに短期留学をした 時にあります。英会話学校でクラスメート同士仲良くなった頃、韓国の学生の中の一人が、 「帰国するまで日本語を教えて欲しい」と言って来たのです。その友人は書店で日本語のテキ ストまで買って来る程の熱の入れ込みようでした。

 
 しかし、日本語を教える媒体として英語を、 英語のうまくない私が使って教えようとして、おかしなことになってしまったのは言うまでも なく…。尻切れトンボのまま帰国してしまいました。その友人とは今でも連絡を取り合っています。いつか日本語で、その友達に日本語を教える機 会が持てることを目標の一つにしています。  
   ことばを「教える」ということの難しさ、自分の 至らなさはさておいて、今は、生徒さんのやる気と笑顔、先生方の温かさにに支えられて、私 自身学びながら日本語教育に参加させて頂けることに、やりがいと感謝に耐えない今日この頃です。