受講生の声

          西山 良子 (2005年度受講生)

 以前からこの講座に興味があり、「どうしよう?」と思っている間に何年かが経過して行きました。最初の興味も、ただ漠然としたものだったので、それがなかなか受講を決意できなかった原因の 1 つでした。そんな私の背中を押した出来事は、おそらく 30 歳という年齢を迎えたことです(笑)。それまでとは全く変って、やや真面目に将来のことを考え始めました。ここでもただ漠然と「何かしなければ!」と思い、長年に渡る胸の中のモヤモヤと決別するべくこの講座の受講を決め、「思い立ったが吉日!」正に思い立ったその足で申し込みに来ました。もし後悔をするとしても、「やらなかったこと」を後で悔やむより、「やったこと」を後で悔やむ方が断然いいと思いました。きっかけは、そんなものです(笑)。  
   講座の受講生は、皆さんそれぞれいろんな経験をお持ちの方ばかりです。そのような方々と、教室活動などを通じ意見交換をしたり、交流を持てたりしたことは貴重な体験でした。その出会いだけをとっても、この講座の受講はとても有意義だったと思えるくらいです。クラスの中では、年齢や経歴の違いなど全く感じられません。もうすぐ講座も終了を迎えます。最近はよくクラスの方とも、「もうすぐ終了してしまうのが寂しく感じる」と言っています。本当にあっと言う間でした!この1年を振り返ると、講座の受講に臨む前と今では、明らかに日本語教師という職業に対する考え方、そして良い意味で、自分自身の今後の人生観が変ってきていることを実感しています。
   今、この講座の受講を後悔しているかどうか問われれば答えは「 NO !」と断言できます。むしろ、もっと学びたいという知識欲が沸きました。今後は今の自分に足りないものを補いながら、「いつか日本語教育に携われればいいなぁ・・・」と考えています。講師の方々の授業も大変興味深く、何かを学ぶことの楽しさを改めて実感させてくださいました。この日本語教師養成講座で学んだこと、講師の方々や他の受講生の皆さんとの出会いは、私の一生の財産です。

 

 

 

先生と名がつくものには一生、縁がないと思っていた私は現在、

日本語教師になるためにここにいる。

人生、不思議なものである。

そもそもの原点は JICA の青年海外協力隊にある。

参加したのではない。

参加したいのである。

思ってしまったからしょうがない。

自分に何ができるか考えた。

 

 

ない!

ないならつくればいい。

日本語教師?

これだ!

 

やってみよう!

2年前、ボランティアがしたいと思い立った。

自分に何ができるか考えた。

ないかも!?

調べた。

あった!

イスラエルに飛んだ。

いつもこんな調子である。

ものごとを複雑に考えるのは苦手である。

考えすぎるとものごとがまるで成し遂げられたような気すらしてくる。

人間の想像力はおどろく程、豊かなものである。

やってから考えようと自分には言い聞かせている私は

もうじきこの日本語教師養成講座を終了するだろう。

現在、この講座に要した丸一年が吉と出るか、凶と出るかは

わからない。

わからないながらも、自分の中で何かが季節が変わるように徐々に変化している。

 

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